全国戦没者追悼式の様子はNHKテレビの中継で見ました。石破首相が追悼式の式辞で「反省」の言葉を使った事にビックリしてしまいました! こういう所が石破の嫌なところなんです。毎日新聞によると13年振りの「反省」の言葉だそうですが、「教訓」だけにして置いたらいいのに。反省は毎年徳仁天皇も言っているんだから。
石破茂首相は15日の全国戦没者追悼式の式辞で、「進む道を二度と間違えない。あの戦争の反省と教訓を、今改めて深く胸に刻まねばならない」と述べ、先の大戦に対する「反省」の語句を13年ぶりに復活させた。
1分間の黙祷、三半規管の弱い私は目を閉じて10秒くらいでクラクラしてトトトトと動いていました。
今年、戦後80年の令和7年全国戦没者追悼式の天皇陛下のお言葉は去年のお言葉と同じで、定型文になっているようです。令和2年~令和4年の3年間は新型コロナのことを中間に入れているものの令和5年からは定型文が復活し同じ文で「終戦以来78年」「終戦以来79年」「終戦以来80年」と年数が増えているだけ。
「過去を顧み,深い反省の上に立って,再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い」の言葉も、今後戦争に巻き込まれない、戦争をしないならば、切にそう願いたいのですが、後20年令和が続くとすると戦後100年までは使うのではないだろうかと思いましたね。
戦後100年といえば、戦前、戦中、戦後の事を覚えている人達はかなり少数になっています。106才くらいまで生きて元気な方以外は戦争の事を語る人がいない状態になり、日本は第二次世界大戦(太平洋戦争)のことが風化され過ぎて忘却の彼方になっているかもしれません。でも恐ろしい事に中韓は20年経っても反日教育を続けているかもしれません。
日本は太平洋戦争(第二次世界大戦)の事をマスコミが報道するのは、広島に原爆が落とされた日、8月6日の前日辺りから始まり、8月9日の長崎に原爆投下、8月15日の終戦記念日でほぼ終わりを告げます。今年は戦後80年の節目のある年だったので、例年より戦争報道が多かったような気がしましたが、それでも明日からはまたいつもの日常に戻ります。
戦争だけでなく災害、事故、事件など自分や家族の身に災いが降りかからないと人間はあっと言う間に忘れてしまいます。
私自身も8月13日はお盆で前日からお盆の支度、墓参りに檀家回りの住職を迎える、13日から16日まで毎朝、簡単ですが仏膳を作り仏壇にお供えする。仏花も毎日水替えと枝切りをして整えます。
お盆関連のお金は取り置きしていたのですが、パソコン関連で余計なお金を使ったので年金日までギリギリのケチケチ生活をしていたので、今日は嬉しい年金支給日(笑)銀行2か所廻り、ドラッグストアとスーパーで買い物。銀行もATM3カ所の所はスムーズでしたが、2ヵ所の所は高齢者の長蛇の列でした。あ~~我が家と同じように「年金支給日、待ってました!」の高齢者の多い事。
カトリック教会は本日「マリア被昇天のミサ」があり、ミサの後はパーティーをしますが、私は夏が苦手なので1回行っただけです。これお祝いのミサなのです。
お盆休みの真っ最中で、あちこち遊びに出掛けている人達も多いことでしょう。チラリと検索したところ、8月15日に花火大会をする地域も多いですね。
例えば、熊本県、九州地方の豪雨被害に遭われた方々は猛暑の中、撤去作業をしているのでしょう。終戦記念日に思いを馳せる余裕すらないです。
2025年8月15日、それぞれの夏を過ごしています。
全国戦没者追悼式 天皇陛下のお言葉全文 令和7年8月15日(金)(日本武道館)
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦においてかけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。
終戦以来80年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、誠に感慨深いものがあります。
戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ、私たち皆で心を合わせ、将来にわたって平和と人々の幸せを希求し続けていくことを心から願います。ここに、戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。