天皇皇后両陛下は6月20日、日本芸術院賞の授賞式に出席されました。残念なことにまだ新型コロナにより今年もお茶会が中止になりました。下の画像を見ると分かりますが、受賞された方で男性は紋付羽織袴かモーニングの正装で、ご婦人方はおそらく紋付色留袖で授賞式に出席されています。
天皇陛下も正装のモーニングを着用されています。平成時代の美智子さまは、お着物をお召しになっていましたので、授賞式後のお茶会に出席される女性皇族も着物を着用されていました。体調が良くなりお茶会に出席された雅子さまだけ洋服の時もありました。
できればこちらの授賞式は雅子さまにはお着物を着用して頂きたかったのですが、腰に違和感とか体調が整わない状態では着物は無理でしょうね。それなりのスーツに帽子を被るだけで昼の正装と言うことでしょうか。令和元年2019年の日本芸術院賞の授賞式も雅子さまはスーツに帽子でした。令和流としてこのスタイルが定着してしまうのでしょうか。
美智子さまの功罪いろいろありますが、よく着物をお召しになったことで日本の伝統工芸や着物業界にはそれなりの貢献はしたと思います。美智子さまはケープ付きドレスも沢山作りましたが、ぼかし、刺繍など日本の伝統工芸を取り入れたりしていました。
雅子さまも体調を整え是非着物を着て欲しいものです。
2019年の授賞式。
2021年の授賞式は新型コロナにより2020年と2021年の2年分の授賞式でした。令和になっての授賞式には雅子さまはお着物の着用無しで寂しいですねぇ。
以下の画像は平成時代の日本芸術院賞の授賞式とお茶会です。
天皇、皇后両陛下は20日、東京・上野の日本芸術院会館で開かれた日本芸術院賞の授賞式に出席された。同賞は芸術の分野で顕著な功績があった人に贈られ、今回は5人が受賞。
小説家の筒井康隆さん(87)や書家の牛窪梧十さん(77)、雅楽演奏家の大窪永夫さん(73)には恩賜賞も併せて贈られた。昨年同様、式後に受賞者らを皇居・宮殿に招く茶会は新型コロナウイルスの影響で中止となった。
記事出典 時事通信https://www.jiji.com/jc/article?k=2022062000323&g=soc
画像出典 毎日新聞