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天皇のワクチン接種を遅らせたものとは、現代ビジネス八幡和郎氏の寄稿を読んでの感想など

皇室に詳しい八幡和郎氏が現代ビジネスに続けて2つの記事を載せています。皇后アゲの女性誌では読めない忌憚のない率直な記事だと思いました。

長文なので全部転載することは控えますので、全文は以下のURLをクリックして読んでください。

【前編】天皇陛下ワクチン接種の怪 五輪行事出席と皇室外交の支障に
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85355

【後編】五輪・公務、皇室の変調の底にある相変わらずの皇后陛下ご不調
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85357
ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b7d8f3a49243655c354e510a645fe1e9694b46a

皇后陛下は接種されていない可能性が高い

天皇陛下が、新型コロナ・ワクチンの接種を赤坂御所でされたことを、宮内庁が7月6日に発表した。しかし、これでは第2回目の接種は3週間後の7月27日以降となり、東京五輪の開会式や、それに出席するためにやってくる世界のVIPたちの接遇に間に合わない。

この陛下のワクチン接種の中途半端なタイミングは不自然で、容易ならざる組織の機能不全が皇室で起きていることを示唆する。

陛下ご自身の安全のためにも、世界のVIPへの配慮としても論外というしかない。皇后陛下や秋篠宮皇嗣殿下ご夫妻など、ほかの皇族については、接種したかどうか公表しないのも印象が良くない。

そして、報道されているところによれば、開会式には陛下だけが出席して開会宣言をされるだけで、皇后陛下は出席されず、悠仁殿下なども含めてほかの皇族の観戦もなし、VIPへの接遇も最低限に留めるという。

しかし、両陛下としていっしょに行動されるわけだから、皇后陛下は同じ扱いにすべきだし、お2人の代理をおつとめになることが多い秋篠宮皇嗣殿下ご夫妻もそれに準じるべきであろう。にもかかわらず、公表を頑なに拒むということは、皇后陛下が接種されていないことを明らかにしたくないことが理由としか考えにくい。

外交上の深刻な非礼

東京五輪で来日する世界のVIPたちは、両陛下との交流を楽しみにしているし、それを、過度に簡素化することは、外交上の深刻な非礼で、「おもてなし」の精神と対極を成す。IOC委員で英五輪委員会総裁であるアン王女が、心ならずも開会式欠席に追い込まれたのも、その結果だろう。

東京五輪は、政府や東京都が勝手に誘致したので、皇室は独自判断すればという人もいるが、外交的には日本国の元首は天皇陛下だと扱われているし、元首が開会宣言をすることは五輪憲章で決まっており、陛下は組織委員会の名誉総裁でおられる。五輪誘致が決まったブエノスアイレスでのIOC総会では、異例のことに高円宮妃殿下が招致演説までされており、皇室も誘致に関与しているのであるから無茶な論理だ。

「拝察発言」は憲政上の汚点

「拝察発言」について、浅はかに歓迎するむきもあるが、君主制をとっている民主主義国で、政治的な争点になっている問題について、君主の意見が自身であれ、側近の口を通してであれ漏れるのはタブーである。

もし陛下が心配しておられることを国民に伝えたいなら、都議選が終わってから、「感染防止対策に万全をつくし、安心安全な大会であることを内外に認めてもらえればというお気持ちを感じる」とでもいえばいいのである。

今回のような象徴天皇制とまったく相容れない長官の暴走は憲政上の汚点であって、戦前ですらありえなかった。絶対に繰り返されてはならないと、左派リベラル陣営こそ糾弾すべきことなのである。

イエスマンに囲まれた個人商店化した皇室

さらに、長官は眞子様の婚約予定者である小室圭氏が出した母親の元婚約者との金銭トラブルについての稚拙な文書を絶賛して、国民から呆れられた。

小室氏が内親王の結婚相手としてふさわしいと思う人は少ないだろうが、問題の本質はどうしてあの婚約会見の前に誰も止めなかったかということだ。

眞子様ご本人やご両親も人を見る目がなかったが、それより、宮内庁も含めた皇室が、組織として機能していなかったし、その後も問題解決に失敗していることが問題なのである。

皇室が永く続いてきたのは、皇族同士が支え合い、奥と呼ばれる側近や重臣、摂関や明治以降の政治的指導者、華族社会が重層的に絡み合いながら賢明な半断をできるように支えてきたからでもある。

ところが、戦後はそれが崩れて藩屏がなくなり、平成になると、かつての大企業的な役割分担が適切になされていた組織から、もはや一般人とあまり違いはない感覚の皇族とイエスマンでしかない使用人からなる「個人商店」になってしまったと私は思う。忠臣とは苦い話を諫言できる人であるのは、
和気清麻呂のときから常識だ。

即位関連行事が簡素化された理由

両陛下の新型コロナウイルス・ワクチン接種が遅れて、陛下が単独で開会宣言だけをすることになり、世界のアスリートが集まるのに、皇族方は観戦もされないし、外国のVIPの接遇も最小限という異常な事態になった。

この理由を、マスメディアのなかには、新型コロナ禍のもとでの五輪開催に対する両陛下のレジスタンスだとかいう向きまであって、本当にそうなら象徴天皇制をゆるがす重大事なのだが、そういうことではあるまい。

むしろ、これまでの経緯からすると、皇后陛下の周辺が、新型コロナウイルスへの感染を普通以上に怖れられて五輪行事参加に消極的である上に、ワクチン接種にも積極的でなく、宮内庁が陛下だけでもという方向にすら差配できなかったのであろう。

そもそも、即位関連の行事も、平成のときに比べて徹底的に簡素化し、パレードも結果的に別の日にしたわけで、恐る恐るの安全運転だったのは、皇后陛下の体調への配慮だったのだが、それすらマスメディアはほとんど報道しなかったので国民は知らない。

饗宴の儀は、平成のときは、4日連続計7回催され、3日間は昼夜2回という強行スケジュールだったが、令和の時は、計4回が飛び飛びの日付に開催され、後半の2回は立食形式で参加者の数も絞っていた。

「過剰な期待」を医師団は心配

フランスのマクロン大統領来日のときも、皇后は出席されないという予定にしておいて、調子がよかったから出席というようなかたちがとられたし、海外訪問は急な欠席が心配されるということでできないでいる。

医師団も昨年の12月9日に、「これまでも繰り返し説明して参りましたように、皇后陛下には、依然として御快復の途上にあり、御体調には波がおありです。そのため、大きい行事の後や行事が続かれた場合には、お疲れがしばらく残られることもあります。過剰な期待を持たれることは、今後の御快復にとって、かえって逆効果となり得ることを御理解いただければ」という見解を発表しているのだが、報道ではほとんどスルーされているので国民は知らない。

そして昨年、新型コロナの問題が出てからの両陛下の活動量は非常に少ない。東京を離れられたことは皆無である。

コロナ禍における両陛下の「ご不在」

ただ、ここ1年半の「ご不在」はやや極端であるように思えるし、そこには、皇后陛下やその周辺が、普通以上に、新型コロナウイルス感染に神経質になられていることが関係しているくらいしか理由を見出しがたい。

それならば、陛下がお1人とか、愛子様などほかの皇族と動かれても構わないのである。しかし、陛下がその結果、皇后陛下の不在が目立つことを嫌っておられるようでもあり、夫婦愛としては美しいが君主としてはいかがなものだろうか。

皇后陛下に近いといわれる向きからも、ワクチン接種が遅くなったことも、「五輪関係行事へのご出席のお気持ちをとどめてしまったのではないか」、「それを進言する人が周囲にいなかったのが残念」という声が出ているが、少なくとも、6月17日には自衛隊が運営する大規模接種会場で64歳以下の接種が始まっているのだから、それより遅くする理由はなく、ご本人なり側近が積極的でなかったとしか考えられない。

そうこうしているうちに、五輪の日程が切羽詰まったので、陛下だけが第1回だけでもと接種されたが、この遅れが陛下の行事参加の障害にもなっている。

たしかに、皇后陛下のように健康に自信がないとか、アトピー体質の人がワクチン接種を躊躇されることは多い。もちろん、これは合理的な考え方ではない。むしろ、病気の方は既往症として優先接種の理由になっており逆ではないし、アトピーについても、日本皮膚科学会の分科会が支障にならない見解を公式に発表している。ただ、躊躇する人の気持ちは分かる。

しかし、それだからといって、陛下のワクチン接種までも一緒に遅らせたのは、どう考えても、宮内庁の怠慢で、そのために、観戦とかVIPの接遇に消極的になれならざるを得なくなっていることは他にも理由があるにせよ否定はできず、強引に説得して早い時期に接種していただくべきだった。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」で、孝明天皇が天然痘で崩御されたとき、明治天皇は種痘をされていて無事だったことが描かれていたが、あの先進性とあまりにも差がありすぎだ。

皇后陛下にとって無理のない令和スタイルを

皇后陛下のご体調からくる限界があれば、令和の両陛下は、皇后陛下の状況を前提に自分たちのスタイルを創り上げられ、それでもって国民の理解を求められたらいいのである。

とくに、皇室外交のなかでも、御外遊については、皇后陛下の体調が十分でないからといってその頻度が少なくてよいわけでない。私はたとえば、悠仁殿下の帝王教育の機会と位置づけて同行されるようなことをされてはどうかと思う。

今回の騒動も、皇后陛下の周辺が新型コロナに感染しないかとか、ワクチンの副反応が心配とか周囲がナーバスになって、開会式の出席、観戦、VIPの接遇などを避けたいところから出発して、それを目立たなくするために、「東京五輪開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されている」という、とってつけたような拝察発言になった要素もあると推察するのは、その後に起きたことからしてそんな無理な解釈でない。

以上 記事出典 現代ビジネスhttps://gendai.ismedia.jp/articles/-/85355
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85357



簡単に感想

雅子さま周辺というより、雅子さま本人が異常に新型コロナ、コロナワクチンを恐れていたのだと思います。オンラインでも大きな部屋で、他に3人くらい離れて同席させる程度でもマスク着用ですから、かなり違和感がありました。

都心に住んでいるとはいえ、森林が多く庶民の家のように隣と隣の距離が近いワケでもなし、まさか新型コロナが空気に乗って来ると思っているのか?とにかく神経質になっていたのは間違いないでしょうね。

ならば新型コロナのワクチン接種をしたら良いではないか、と思ったら大間違いでワクチン接種もアトピーがある、ネットを見れば亡くなられた方の記事もある。副反応を通り越して、死ぬんじゃないかと怖くて怖くて打てないのでしょう。

雅子さまが打てないのは仕方ないとして、では天皇陛下だけでも早めに打って2回目接種を済ませて開会式に出る、こういう発想を徳仁天皇は持たなかった。 なんでも雅子が・・・雅子が・・の愛妻家ですから、雅子が打たないなら僕も打たない、と五輪開会式の事など考えたのかな?

宮内庁の怠慢以前の問題で、本人が首を縦に振らない限りはワクチン接種はできません。開会式宣言も乗り気では無さそうで、出来ればオリンピック中止が良かったのではないか?と推測してしまいます。 それもこれも全て、雅子の為なら・・・なんですよ。

数年前にルクセンブルクのアンリ大公が来日しました。私はマリア・テレサ大公妃も一緒に来日するかと楽しみにしていましたが、マリアテレサ妃は長距離飛行が苦手で代わりに長女のアレクサンドラ公女が同伴されました。

雅子さまの代わりに愛子さまが同伴、無理なんでしょうねぇ。

今まで公務らしい公務をしてこなかった、コロナ禍ではオンライン公務にも同席すらしなかった愛子さま、少ないとはいえ海外賓客の相手はできないのでしょう。英語ペラペラだそうで(棒)普通なら公務デビューするには良い機会なのですが。

では、秋篠宮ご夫妻に同席して貰う。これも天皇皇后が嫌なんだと思う。ましてや愛子さまを差し置いて悠仁さまが同席するなどは、我慢出来ないでしょ。その為、皇族方全員観戦すら出来ないことになりました。国益を損ねていると言っても過言ではありません。徳仁天皇が雅子さま中心にしているから、他の皇族方も動きが取れないんです。 雅子さまが出来ないなら他の出来る皇族、秋篠宮ご夫妻に・・・との気持ちにならない。私はコロナワクチン接種は置いといて、天皇皇后の度量の狭さを感じます。もっと大らかな気持ちになれないものだろうか、と思うのですが、徳仁天皇は美智子さまの血を引いていますね。今回、かなり長文になったので感想もここまでにします。

ところで、四連休中はコメ返し出来ないかもしれませんのでご了承ください。



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